解体の見積りを依頼するにしても、どこに頼んでいいのか分からないと思いますが、横浜市では解体工事現場が一目でわかるサイトがありますので、ぜひ活用して下さい。
「横浜市資源循環局産業廃棄物対策課」が、1週間ごと(毎週水曜日更新)に工事情報を発行していて、これに工事着手予定の現場住所が全て載っています。また地区、内容ごとに分類されてるので便利です。
弊社ホームページ内の<解体業者の選び方>も参考にして頂ければ幸いです。
もし、ご自宅の近くに解体工事現場があれば、実際の作業が見れますので見ておいて損はないと思います。
日曜、祝日はお休みですが土曜日は稼働しているので、ご都合があえばチラッと見るだけでも雰囲気がつかめます。
見ておくポイントはざっくりと4つです。
- 養生シート
- ヘルメット
- 散水
- 整地
1.養生シート
最初に入る作業です。見るポイントは養生シートの穴と掛け方です。
作業中の破砕した木くず、外壁が飛んでシートに穴が開くことがありますが、汚れや多少の小さい穴が開いても、そのまま次の現場で使用することがほとんどです。(30㎝角以上の大きさだと要注意です。)
現場が終わるたびに買い替えは簡単には出来ませんので、小さい穴があっても極力影響のないところ(隣家から離れてる面など)に掛ければ問題ないと思います。
大きい穴が何ケ所も開いてるシートを、無造作に掛けているのは大変危険ですので、見に行かれた際に怪我をしないように注意して下さい。
2.ヘルメット
ヘルメットの着用は一目瞭然に分かります。特に夏場の暑い時期は、ヘルメットを脱いで作業している作業員をチラホラ見かけます。日本人、外国人に限らずあります。
一番酷かったのは、ノーヘル+加えタバコで重機にのってた現場を見かけました。遠くからしばらく眺めてましたが、50才すぎの親方と手元が大きな声でお喋りしながら作業してました。未だにこんな業者がいるんだ、と印象に残ってます。
工事現場での事故はビルなどの大型現場だけでなく、家屋の解体作業でも充分に危険が伴います。
例えば、1mの高さから落ちて大怪我をしたり、床下収納の穴に落ちて足をくじいたりと、「そんなとこで」と思うところの事故が多いです。万が一、死亡事故があると土地の資産価値も下がり、お客様にご迷惑をお掛けしますので作業員の命を守るためにもヘルメットの着用は必須です。
3.散水
埃の飛散を防ぐために、要所で水をかけます。
埃が舞うと、ご近隣の洗濯物、道路が汚れてしまうため、散水は必ずします。
4.整地
整地が綺麗な業者は、解体作業も上手いところが多いです。重機の扱いが上手いので、解体中の気を付けないといけない箇所(境界プレートのまわり、お隣との塀など)の作業もそつなくこなします。
また、細かいガラも取り除いているか確認して下さい。
最後の整地だけ見ても、充分判断できますので参考にして下さい。
ざっくりとですが、このポイントを見ておけばよろしいかと思います。
気になった業者がいればその場で声を掛けて、見積り依頼をして下さい。(他にも相見積もりをとって下さい)
もし決まれば、同じ親方に入ってもらうように伝えて下さい。(同じ会社でも親方で技量の差があるので)
ここまでやっておけば、後悔しない解体工事になります。